あなたは路線価が、 すべての道路に振ってあると思いますか?
2015年12月16日
おはようございます。
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。
『あなたは路線価が、
すべての道路に振ってあると思いますか?』
◎皆様からの質問
「相続税路線価はすべての道路に振ってあるのですか?」
■回答
相続税路線価(路線価)は、
ある程度の人の通行がある道路に振ってあります。
残念ながら、山や農地、
市街化調整区域(一部あり)
の道路は路線価はなく、
「倍率地域」となっています。
路線価があると、
その地域の大体の価格水準が分かるので、
とっても便利です。
ただし、路線価は住宅地では参考になりますが、
商業地では実勢価格とのかい離が大きすぎて、
あまり参考になりません。
住宅地では、路線価を0.8で割り戻すと、
公示価格水準が出てきます。
実際の売買価格はもう少し高いのが普通です。
都内などは、
●路線価×1.4
くらいが妥当かもしれません。
地方では、たまに路線価のほうが、
実勢価格よりも高い場合もあります(笑)
みんなが路線価を参考に取引すると、
路線価はより精度の高いものとなるのです。
面白いですね♪
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「住宅新報」という、不動産業界の新聞に、
本を紹介していただきました。
嬉しいです~♪
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不動産鑑定士、不動産投資コンサルタント 浅井佐知子