傾斜地、がけ地、高低差がある土地

事例1

対象地は、下図のような崖地部分を含む大規模な雑木林の生える画地でした。
一部資材置き場として使用貸借されており、敷地の中には墓地もありました。

この土地が面する道路の路線価は、200,000円です。
財産評価基準による評価額は、崖地・墓地のマイナス分を考慮しても1億円です。

そして、この場合の鑑定評価額は、1千万円でした。
なぜなら、この宅地の最有効使用は現況の使用、資材置き場程度であり建物は建たないからです。
無理に建物を建てる場合は、大規模な造成工事が必要であり、評価額はマイナスになってしまいます。