こんにちは。
不動産鑑定士・不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。
『あなたはダイワハウスの注文住宅が最低価格5000万円になるのを知っていますか?』
「大和ハウスの注文住宅、最低価格5000万円に
コスト高で23道県は撤退」という記事を読みました。
「大和ハウス工業は、東京や大阪など都市部に営業機能を集中し、23道県から撤退するという。
設計自由度が高い注文住宅の販売は5000万円以上に限る。国内住宅事業は資材や人件費の上昇で収益が圧迫されており、単価の引き上げで改善を急ぐとした。」
■雑感
注文住宅の価格帯が5000万円以上に絞られてくると、建てられるのは実質的に都市部で収入が高い層に限られてくるように思います。地方や郊外に土地を持っていても、注文住宅という選択肢自体がどんどん遠のいていく可能性がありますね。
資材費や人件費の上昇はここ数年ずっと続いていて、住宅会社側からすれば単価を上げないと採算が合わなくなっているのも理解できます。ただ、その結果として「建てられる地域」も「建てられる人」も同時に限定されていく方向に進んでいるのは、業界全体で見ても大きな変化だと感じます。
こうなると、無理をして割高な新築を建てるより、立地の良い中古戸建を選ぶ人が今後増えていくのではないでしょうか。駅近や生活利便性の高いエリアであれば中古でも資産価値を維持しやすいですし、リノベーション前提で購入するという選択肢も、これからさらに広がっていきそうです。
大手ハウスメーカーが撤退するエリアが増えるということは、裏を返せば、そうしたエリアでは中古市場や地場の工務店の存在感が相対的に増していくとも言えそうです。今後の住宅選びは「新築か中古か」という単純な二択ではなく、エリアごとの事情を踏まえた判断がより重要になっていく気がします。
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不動産鑑定士、不動産コンサルタント 浅井佐知子
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