あなたは湾岸のタワマンが転換点を迎えているのを知っていますか?

こんにちは。
不動産鑑定士・不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。

『あなたは湾岸のタワマンが転換点を迎えているのを知っていますか?』

「湾岸タワマン市場、過熱から転換点へ」という記事を読みました。

「東京都の湾岸エリア(晴海・勝どき・豊洲・有明など)では、これまで海外投資家や富裕層の資金流入によりマンション価格が大きく上昇してきました。しかし2026年に入り、市場に変化の兆しが見え始めています。

高価格帯マンション(8,000万円以上)の売り出し在庫は、2025年1月の約1,050件から2026年4月には約1,500件へと約1.5倍に増加。価格は高水準を維持しているものの、売却までの期間が長くなり、値下げを繰り返して成約するケースも増えています。

背景には、価格高騰による実需層の購入負担増や、金利上昇への警戒感があります。特に湾岸エリアでは、これまで活発だった投資目的の売買が鈍化し、物件が市場に滞留する傾向が見られます。

一方で、これは市場の崩壊ではなく、過熱した価格が適正水準へ調整される過程とも考えられます。価格が落ち着けば、これまで手が届かなかった実需層が再び購入しやすくなり、市場の健全化につながる可能性もあります。

湾岸タワーマンション市場は今、大きな転換点を迎えているといえそうです。」

■雑感

湾岸タワーマンションは、この10年ほど新築・中古を問わず価格上昇が続いてきました。そのため、購入したマンションの値上がり益を活用しながら、より条件の良い物件へ住み替えていく「ヤドカリ戦略」も注目を集め、多くの人が資産形成の手段として活用していました。

ただ、ここ数年の価格上昇はさすがに行き過ぎた印象があります。湾岸エリアのタワーマンションは億単位の物件も珍しくなくなり、一般的な会社員世帯にとっては手が届きにくい水準になってしまいました。私自身も「この価格を維持し続けるのは難しいのではないか」と感じていました。

今回の動きを見ると、市場が崩れるというよりは、過熱していた価格が実需に見合った水準へと戻り始めているようにも見えます。そう考えると、むしろ健全な調整局面に入ったと捉えることもできるでしょう。

今後は金利上昇の影響もあり、不動産市場全体がこれまで以上に厳しく選別される時代になると思います。立地や収益性、資産価値をしっかり見極めたうえで、無理のない資金計画を立てることが重要です。

平成バブルの崩壊時にも、「不動産価格は下がらない」と考えられていました。しかし、市場環境が変われば状況は一変します。過去の教訓を忘れず、価格上昇だけを前提にするのではなく、下落局面にも耐えられる堅実な投資を心掛けたいものですね。

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『良質な不動産情報とサービスで人を幸せに!』
不動産鑑定士、不動産コンサルタント  浅井佐知子

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